丹羽啓展 痕跡の彼方
丹羽啓による石の彫刻作品は、日々消費される生活用品が主なモチーフとなっています。
「化石や遺跡の出土品などから当時生きていたものの暮らしが考察できるように、現代の生活用品が石になって残り続ければ、今の生活を語る未来へのメッセージになるかもしれない」というアイデアのもと制作された作品からは、親近感やユーモアと同時に、見慣れているのに何か違う、不思議な異質さが漂っています。
本展は、作家の生活から残されたもの(作家の言葉で「痕跡」)が、遥か未来の博物館で展示されていることを作家自身が想像し、密かに期待も込めて企画されました。石になった一個人の生活の「痕跡」を通して、いまを生きる私たちの生活もまた、地球の歴史の一部として見えてくるかもしれません。
近年国内各所の美術賞や展示活動などで活躍する作家による「日常生活」と「地球史」をつなぐ表現を、本展のために制作された新作とともにご紹介します。この機会にぜひ足をお運びください。
参加作家
丹羽啓
1994 愛知県名古屋市出身
2017 金沢美術工芸大学 彫刻専攻 卒業
2019 金沢美術工芸大学大学院 彫刻専攻 修了
2023 金沢美術工芸大学 石材加工機械室 技術専門員
行動展 彫刻会員
〔受賞歴〕
2022 第3回枕崎国際芸術賞展 入選
IAG AWARDS 2022 準大賞
2021 第76回 行動展 行動美術賞
2019 KANABIクリエイティブ賞2018
招聘審査員特別賞・学長賞
〔活動〕
2023 「呱々くるめく」土のミュージアムSHIDO
「万成石50の表現」岡山天神山文化プラザ
「翼果の帰郷展」古川記念美術館
第78回 行動展
2022 第3回枕崎国際芸術賞展 枕崎市文化資料センター南溟館
IAG AWARDS 2022
個展「大地より」GALERIE SOL
第77回 行動展
2020 個展「生の発掘」GALERIE SOL
2016 矢掛 ART PROJECT ザ・のみぎリズム2016
2015 コマツストーンハートプロジェクト
◎展示期間内毎日在廊しております。お気軽にお声がけください。
展示概要
日時 |
2024年3月15日(金)~20日(水・祝)11:00~18:00 ※最終日は16:30まで |
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料金 |
無料 |
主催 |
刈谷市・刈谷市教育委員会・刈谷市総合文化センター(指定管理者:KCSN共同事業体) |
お問い合わせ |
刈谷市総合文化センター 電話:0566-21-7430 |
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